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カッパロード、延長部分の一部を走ってみた

かれこれ数年前から工事が始まり、時折様子を見ていた「カッパロード」。
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暫く行ってないな〜、と思っていた矢先に走ってみたのがこの秋。
遠野市街地から伝承園に向う嘗てのメイン道路は大きな変化を遂げていた。

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「燃やしもの」を横目で見ながら東へ進んだ。
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行く手には象坪山。


【山口より柏崎に行くには愛宕山の裾(すそ)を回るなり。 
 田圃に続ける松林にて、柏崎の人家見ゆる辺より雑木の林となる。
 愛宕山の頂には小さき祠(ほこら)ありて、参詣の路は林の中にあり。
 登口に鳥居立ち、二、三十本の杉の古木あり。
 その旁(かたはら)らにはまた一つのがらんとしたる堂あり。
 堂の前には山神の字を刻みたる石塔を立つ。昔より山の神出づと言ひ伝ふる所なり。

 和野の何某といふ若者、柏崎に用事ありて夕方堂のあたりを通りしに、愛宕山の上より降り来る丈高き人あり。
 誰ならんと思ひ林の樹木越にその人の顔の所を目がけて歩み寄りしに、道の角にてはたと行き逢ひぬ。
 先方は思ひがけざりしにや大いに驚きて
 こちらを見たる顔は非常に赤く、眼は燿(かがや)きてかついかにも驚きたる顔なり。
 山の神なりと知りて後を見ずに柏崎の村に走り付きたり。

(注 遠野郷には山神塔多く立てり、その処はかつて山神に逢ひまたは山神の祟りを受けたる
 場所にて、神をなだむるために建てたる石なり)】

(遠野物語 八九)



遠野物語では山の神の怪異譚が語られているディープなスポットだった。
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その山裾を少し削っての新道の開通には「・・・・」と思った人も多かった筈。

そんな思いを知ってか知らずか、道は真っ直ぐ田園を突っ切る。
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快適な道は、伝説の山の際にいとも簡単に到達させてくれる。
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山の際、樹々を眺めながらちょっと複雑な思いを抱く。
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呆気なく山を通りすぎようとしていた。
山の神伝説の場所はこの樹々の向こうだったのだろうか・・・
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いずれにしても、失われたものは二度と帰らない。
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by tamachi69 | 2014-12-08 22:42 |
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