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疱瘡の神

小友、土室峠に向かう途中に『篠権現』がある。
遠野物語 拾遺では「疱瘡の神」として登場している。

『小友の政吉爺が子供の頃、かくれんぼに夢中になってお堂の中に隠れていたらいつの間にか眠ってしまた。
何者かの「起きろ」とい声に起こされ、出ようとしたら錠が下りていたお堂から出られなくなってまたまた眠ったところを再度起こされ・・・最後にはその子供を探しにきた大人たちに助けられた・・・』といった話。

「起きろ」の声は、ここの姥神様だったという。

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峠に向かう道は平地よりも雪が残り、やはり寒かった。
入り口の鳥居の前は雪の塊。人が出入りした形跡がない。
それでも、鳥居脇からなら入れる状態。
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お堂までは直ぐ。
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年季が入っています。
中で居眠りしたら、姥神様が起こしてくれるだろうか。
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篠権現にはもうひとつ名物がある。
鳥居脇の桜の古木。
咲いたところを見てみたい。
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お堂の途中にある山神の石碑。
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水が流れる音がすると思ったら・・・
小さな沢は、雪解け水を含んで勢いよく流れていた。
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by tamachi69 | 2006-04-08 09:39 | 名所
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