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肝試しはここで。

烏が鳴き交うシーンが似合いそうな木。
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果たして、大きめの鳥が鋭くひと鳴きして樹上を掠め飛んで行った。
(鳴いてない、鳴いてない;)
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5月になっても遠目では枯れ木のように見えたこの木。
雰囲気からして「ゲゲゲの木」と勝手に名づけてしまったが、『シダレグリ』という耳馴染まない名前があった。
その時は近づいてみてやっと小さな芽が出ていたのが分かっただけ。

季節は過ぎ、それが「栗の木」であることを確かめに来て見た。
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正しく、「栗」の葉っぱでした。
これは何と珍しい!
あの枯れたような枝からは想像できなかった旺盛な生命力です。
重なる葉が重そうで、枝垂れた枝が更に撓っています。
(葉っぱの様子が分かりにくかったので逆光補正してみました↓)
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綾織 長松寺にあるこの木の辺りは、昔『狐の関所』の一つだったという。
狐との遭遇譚もきっと残っているのだろう。

いまは、静かで穏やかな田園風景、山々が広がる。
狐の関所たる雰囲気を色濃く伝えるのに、この木ははまり過ぎの役割を買っていると感じられた。

ここから見る石上山が好き。
未だ、山頂付近から雲が取れている様子を見たことがございません。
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挨拶していったおばあちゃん。
快適そうな乗り物だ。
目的地は何処だろう。
この道の先、綾織郵便局のような気がした。
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by tamachi69 | 2006-08-15 00:01 | 遠野妖怪紀行
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